松坂は威力のある
直球を武器に、初回を三者凡退に仕留める完璧な滑り出し。しかし3回、先頭の9番・上原に安打を許すと、次打者の
清水隆行に球威の落ちた
セットポジションからの直球を右越え
本塁打され、2点を先行された。さらにこの回、二死二塁となって迎えた
清原和博に、145km/hの直球を左翼へ運ばれる。看板直撃の特大2ランホームラン。松坂を
ノックアウトし、シリーズ全体の行方すら決定付ける象徴的な一発だった。
4点のリードをもらった上原は快調な投球を続け、外角一杯を突く直球と
フォークボールでシリーズ記録(1999年、
工藤公康(
ダイエー・当時)が対
中日第1戦でマークした13奪三振)にあと1つと迫る12三振を奪い1失点
完投勝利。その失点も西武の主砲
アレックス・カブレラの得意コースを探り、半ば意図的に打たれたソロホームランだという。4-1という得点差以上に、巨人の完勝という印象の強い初戦であった。