1963年の日本シリーズ wikipedia|無料辞書
◆ 試合の概況
◇ 第1戦
2回裏に西鉄が
和田の2ランホームラン、
玉造のタイムリーヒットで3点に、巨人の2番手投手
宮田の暴投でもう1点追加、計4点を先取。西鉄は5回裏に
ウイルソンのソロ本塁打、8回裏にももう1点追加。
稲尾がシリーズ10勝目となる完投勝利。巨人は
山崎正之のソロ本塁打で一矢を報いるのがやっと。
◇ 第2戦
西鉄の先発投手・
田中 (勉) が1回表に巨人の2番・
広岡の打球を右足スネに受け退場するというアクシデント。急遽登板した
安部は次打者・3番の
王に初球をいきなりライトスタンドに叩き込まれ先制される。西鉄もその裏、
ロイのタイムリーで追い付くが、安部は2回表に3四球、暴投に、相手投手の
城之内にタイムリーを打たれるなど3失点。その城之内は4回表に西鉄の4番手投手・
若生の投球を受けて脱臼するアクシデントに見舞われるが、
柴田、
長嶋にタイムリーが出るなど打線が奮起し巨人はこの回4点。6回表にも長嶋がタイムリー2塁打を放ちダメを押す。西鉄は5回に1点、7回にロイがタイムリー、9回に
ウイルソンが2ランを打って食い下がるも追い付けず。両者1勝1敗の五分に持ち込んだ。
◇ 第3戦
この日から後楽園に舞台を移す。4回裏、長嶋の2ランで巨人が先制。西鉄は
高倉が2点タイムリー2塁打を放ち同点に追い付くが、その裏巨人は
森、山崎 (正) の連続タイムリーなどで5点を取り一気に突き放す。西鉄はその後打線が振るわず、先発の稲尾は日本シリーズでは自身最多となる5失点、巨人が2勝目と勝ち越す。
◇ 第4戦
2回裏、巨人は長嶋のセンター前ヒット、
池沢のセンター2塁打、、柴田が四球を選び満塁とするが、
藤田がライトフライに倒れ好機を逃す。
3回裏に巨人は池沢が西鉄の先発・田中 (勉) から押し出しとなる四球を選び1点先制、更に1死満塁が続くも山崎 (正) がライトフライ、
坂崎がセンターフライでまたも好機を逃す。その直後4回表に
田中 (久) のセンター犠牲フライで同点に追い付き、6回表、7回表にはいずれも巨人の2番手投手・宮田の失策がらみで西鉄がそれぞれ1点ずつ追加、8回にも田中 (久) がダメ押しとなるソロ本塁打。再び両者2勝2敗の五分に。
◇ 第5戦
2回裏、4回裏に長嶋が2打席連続のソロ本塁打。西鉄先発の
井上善夫は4回までに、長嶋以外は
船田への四球1個だけに抑えていただけに長嶋一人にやられた形。西鉄は6回表に
バーマのソロ本塁打で1点返すも、直後の6回裏、
王がとどめとなる3点目のホームラン。巨人は
高橋が完投勝利、日本一に王手をかける。
◇ 第6戦
この日から再び平和台に戻る。1回裏、西鉄が
バーマの2ランで先制。3回裏には兼任監督であった
中西のタイムリーで1点、5回裏に同じく中西のタイムリー、
和田のライト犠牲フライで2点、8回裏にも高倉のセンター犠牲フライで1点それぞれ加点。西鉄の先発・稲尾は巨人打線を柴田、広岡のシングルヒット2本だけに抑え、自身も2本の2塁打を放つ活躍もあって完投完封勝利。これで両者が日本一に王手をかけた。
◇ 第7戦
日本一をかけた一戦、西鉄は稲尾にすべてを託して先発に送り出すも、1回表、巨人の1番打者・
柳田にいきなりソロ本塁打。直後の1回裏に
ウイルソンがタイムリーを放ち同点に追い付くも、3回表に柴田の2点タイムリー3塁打、王のライト犠牲フライで3点追加、直後の3回裏に西鉄も
ロイのタイムリー2塁打で1点返す。
シリーズの流れが決してしまうのは4回表だった。稲尾は池沢、広岡に連続ヒットを許し、ここで降板。しかしその後を継いだ安部が巨人打線を抑えられず、船田、森の連続タイムリー、投手・高橋の犠打フィルダースチョイス、柴田の3ラン、王のソロ本塁打、さらにその後も池沢が西鉄の3番手投手・田中 (勉) から2ランを放ち、この回だけで打者14人、9点を取るビッグイニングとなった。
6回表にも巨人は船田、森、柴田のタイムリー、王の2ランで5点を追加。西鉄は6回裏に
伊藤光四郎のソロ本塁打、
河合のタイムリーで2点を返すのがやっとで、巨人は18-4の大差を付け勝利、
1961年以来2年ぶりの日本一となった。
なおこの試合が平和台における最後の日本シリーズとなる。次に福岡で日本シリーズが開催されたのは
1999年の
福岡ドーム・
ダイエー対
中日まで待たなければいけなかった。
◆ 試合結果
◇ 第1戦
10月26日 平和台球場 入場者数:29806人 試合開始13:00 試合時間2時間29分