重賞 wikipedia|無料辞書
重賞(じゅうしょう)とは
競馬の
競走の中の目玉となる大きな競走である。
◆ 解説
重賞の開催は事前から告知を行い有力馬を集め、多くの観客を集めるための看板となる競走である。
重賞の語源は英語の
パターンレース(pattern race)から来ている。パターンレースとは「毎年一定の時期に一定の条件で繰り返し行われる競走」のことで、
18世紀の
イギリスで始まった。それ以前は競馬の競走は開催直前まで条件が確定されないことが常であったが、パターンレースが広まることによって有力馬が目標を持って調整を行うことが可能となった。「重賞」という語は、このパターンレースの「回を
重ねて
賞を行う」点を採って意訳したものとされる。もちろん「重要な賞」であることに疑いはないが、patternという語に「重要な」という意味はない。
ただし、現在ではパターンレースの訳語が重賞であると単純に定義づけることはできない。例えば
グレード制(またはグループ制)のもとではパターンレースはG1(グレード1もしくはグループ1、以下同じ)、G2、G3およびL(LR、リステッドレース、Listed race)に格付けされるが、このうちリステッドレースは日本では主に「
準重賞」と訳され、重賞には含めない。
日本でも重賞以外の一般競走・特別競走の番組が一部を除いて
中央競馬では年3回、
地方競馬では当該開催の直前に所属馬の動向を鑑みて発表されるのに対し、重賞は年度ごとの発表であり、なおかつ頻繁な条件の変更は行われないことから「重賞はパターンレースの一種」であるということは間違いない。
重賞に対応する言葉としてグレード競走(グループ競走)という表現が用いられることも多いが、日本にはグレードなどの格付けのない重賞も
地方競馬を中心に多数存在する
[中央競馬では平地競走は1984年、障害競走も1999年から全ての重賞競走に格付けがなされ、格付けの無かったアングロアラブ系競走は1995年に廃止されたため、しばらく全重賞に格付けがなされていた。2009年より施行されるレパードステークスは創設から2年は格付けを行わないことが決まっており、グレード制が導入されてからは初の格付けのない重賞となる。]。準重賞は地方競馬では現在も用いられている。
◆ 日本競馬の重賞に関する記録
対象となるのは、中央競馬(その前身も含む)の重賞、
ダートグレード競走、各地方競馬独自の重賞、日本調教馬が出走した海外における重賞である。
すべての重賞が対象となっているが、地方競馬独自の重賞を含む記録が、地方競馬独自の重賞を含まない記録を上回っている場合は、両方を併記する。
便宜上、以下の表では、中央競馬の重賞は「中央」、ダートグレード競走は「交流」、地方競馬独自の重賞は「公営」、海外重賞は「海外」と表す。