攻撃のために展開している機動段階で敵部隊と接触した場合、遭遇戦は発生する。最初の時点では地形に応じた基本隊形をとっている。速やかに指揮官は現在の敵味方の状況について把握し、主力部隊を包囲するために分割する。各部隊を敵部隊の側面に迂回させる。ただし逐次展開を行い、敵部隊を確実に包囲するように努める。さらに部隊前方に火力を配置し、側面に迂回した部隊と連携して包囲攻撃を行う。
全く予想していない時期・場所において遭遇戦が発生する場合、それは不期遭遇戦と呼ばれる。この場合、最初の時点で部隊正面ではなく部隊側面や背後で敵と接触してしまう。(部隊正面においては常に警戒部隊が配置されているため、敵との接触をある程度予見できる)このような不利な状況においては各級指揮官が直ちに自己の権限内で部隊を指揮統率し、組織的な反撃に移らなければならない。また
連隊長や
師団長などの上級指揮官は、遅滞なく現状を把握して対応を決定し、各部隊を統一展開して速やかに戦闘の主導権を得ることに努める。