先祖は
安徽省績渓県出身・
兵部尚書にまで出世した
胡宗憲[『胡錦涛と現代中国』4ページ]。胡錦濤の曾祖父で胡氏44代目の
胡永源は、16、7歳のころに同郷の商人に連れられて各地を転々とし、江蘇省
泰州黄橋にて雑貨店を始める。貯金がたまると、同郷の者たちとの共同出資で、茶葉専門店「裕泰和」を開業する。経営はほとんど友人に任せて自分は奉公先の雑貨店で働き続けた。その後収入が増えると、新しく開いた茶葉専門店「胡永泰」を持つようになった。「裕泰和」は、同郷人が出資金を引き上げたことで胡永源の店となった
[『胡錦涛と現代中国』11ページ]。胡永源の1人息子で45代目の
胡樹銘は、黄橋と
季家市にある2軒の店を父から受け継いだ。彼には4人の男児がいたが、長男と三男は早世し、次男の
胡炳華が「胡永泰」「裕泰和」の2軒を引き継いだ。4男であり、胡錦濤の祖父でもある
胡炳衡は幼少時から読書を好み、
科挙の合格を目指すも挫折を繰り返し、志半ばで死去。胡炳衡には2人の息子がおり、1917年生まれの次男である
胡増?が、胡錦濤の父親にあたり、のちに「静之」と改名する
[『胡錦涛と現代中国』12ページ]。
1942年12月21日、
上海に生まれ、
江蘇省姜堰市で育つ。
中国共産党の公式発表では、胡錦濤の出身地は「安徽省績渓」であるが、本当は上海生まれ、江蘇省
秦州育ちである。曽祖父である胡永源が、商売のために故郷を離れて江蘇省に移り住んだために胡錦濤もこの地に移り住み、この地で育った
。胡錦濤の父・胡増?は泰州姜堰高校を卒業後、
上海の小学校で教員として働く。同地で江蘇州東台出身で南通女子師範学校卒業の
李文瑞と出会い、
1941年に結婚、翌年の12月に胡錦濤が生まれている。胡錦濤は長男であり、その下に2人の妹(
胡錦蓉、
胡錦?)がいる。胡錦蓉は
江蘇省姜堰市建設局幹部を経て、現在は大手建設会社
正太集団有限公司副董事(副会長)を務め、胡錦?は
泰県にて商業関係の会社に勤めている。