線文字Bは、書簡や論文などには使用されず、また、文字が書き留められた粘土板は、人為的に焼成されていないことから、単純に記録を伝えるためだけに用いられたものと考えられている。日本の
仮名と同様、
音節文字である為、ギリシャ語を表記する上で余り機能的ではなかったようで、後代に引き継がれず、ミケーネ文明の崩壊と共に消失したとされる。ただし線文字Aは、古代
キプロスの文字に発展したとする説も有る。なお、よく知られているように、
ギリシア文字は
フェニキア文字から発展したもので、線文字とは系統が異なる。