砂川事件 wikipedia|無料辞書
◆関連する訴訟
・土地明渡し請求訴訟
・砂川町長に対する職務執行命令訴訟 など
◆第一審(判決)
◆最高裁判所判決
最高裁判所(大法廷、裁判長・
田中耕太郎長官)は、同年
12月16日、「憲法第9条は日本が主権国として持つ固有の
自衛権を否定しておらず、同条が禁止する戦力とは日本国が指揮・管理できる戦力のことであるから、外国の軍隊は戦力にあたらない。したがって、アメリカ軍の駐留は憲法及び前文の趣旨に反しない。他方で、日米安全保障条約のように高度な政治性をもつ
条約については、一見してきわめて明白に違憲無効と認められない限り、その内容について違憲かどうかの法的判断を下すことはできない」として原判決を破棄し原審に差し戻した(最大判昭和34.12.16 最高裁判所刑事判例集13・13・3225)。
◆最終判決
◆影響
この事件は安保体制と憲法体制との矛盾を端的にしめす政治的にきわめて重要なものであることから大いに論議を呼び、特に最高裁判所の
判決に対し強い批判が浴びせられたが、
日本国憲法と
条約との関係で、最高裁判所が
違憲立法審査権の限界(
統治行為論の採用)をしめしたものとして注目されている。
◆ 最高裁判決の背景
4月29日、東京地裁の「米軍駐留は憲法違反」との判決を受けて当時の駐日大使
ダグラス・マッカーサー2世が、同判決の破棄を狙って外務大臣
藤山愛一郎に最高裁への
跳躍上告を促す外交圧力をかけたり、最高裁長官と密談したりするなどの介入をおこなっていたことが機密指定を解除された米公文書の調査から判明した