武専の
剣道は激しい稽古で知られており、今ではほとんど見られることのない足払いや足搦み、組み討ち、体が反り返るほどの迎え突きなど普通であった。また、それまでの悪癖を除くため一年生は切り返し、二年生は切り返しと懸かり稽古のみで、地稽古はやっと三年生・四年生になってからであった(切り返しも気を抜けば迎え突き、足払いありの現在の剣道の稽古からは想像出来ないほどの厳しいものであった)。さらに
寒稽古では全員が切り返し・懸かり稽古など徹底した基礎作りを行っており、試合技術を身に着ける試合実績を出すための稽古ではなく、真に地力をつけることに特化した「強い剣道」をめざした稽古であった。