すべての数学参考書が解法暗記に適しているわけではない。和田自身は解法暗記に使用する参考書は以下の3つの条件を満たしている必要があると述べている。まず第一に入試に必要な解法パターンを網羅していること、そして学習者が理解可能なよう解答・解説が充実していること、最後にオーソドックスな解法で問題を解いていることの3つである。志望校の難易度によって必要な参考書は変わってくるものの和田は以上の3つの条件を満たしている参考書として
数研出版の『チャート式 基礎からの数学』(通称青チャート)を薦めている
[『和田式要領勉強術数学は暗記だ!』2006年]。
解法暗記ではどのような問題であっても、まずは解答を見ずに
既有知識を利用して問題を解く努力をする。和田自身このプロセスは理解度を高める上で重要であると述べている。しかし5分間考えても解法が思いつかない場合は、設問が要求していることや疑問点を明確化した上で指針と模範解答をよく読む。ただし解答を読んでいる際もただ受動的な態度で読むのではなく、疑問点や補足、気づいたことなどは余白に書き込んで記録し、理解できなかった箇所は積極的に教師や友人に質問し消化することとしている。また解答を理解できた場合でも正確に答案を再現できるか試すことが必要である。