師匠の伊勢ヶ濱(元
横綱・
旭富士)は父のいとこ、
安壮富士は兄で、大相撲史上16組目の兄弟関取である。祖父は土地相撲でも活躍した元
出羽海部屋の力士。杉野森旅館の二男で、修道小学校1年生で相撲クラブに入って3年生から本格的に相撲を始め、大戸瀬中学校や
鰺ヶ沢高校では相撲部で活躍した(兄の安治川部屋入門時「彼よりもっと強い弟がいる。」と関係者に言われたほどだった)。子供の時から力士を志していたので、卒業すると兄も既に入門していて父の従弟が師匠である安治川部屋に入門した。
海鵬は小学校から高校の5年先輩で憧れの存在だった。
2006年11月場所には
小結に昇進し(新入幕から所要38場所のスロー出世)、兄である安壮富士も幕内に昇進して兄弟幕内となった(しかし、安壮富士は2場所で十両に陥落している)。2007年5月場所では、初の殊勲賞を獲得した(横綱に勝った場所で勝ち越したのは初めてだった)。7月場所にも2場所連続で殊勲賞を獲得し、9月場所で新入幕から所要43場所のスロー出世で関脇昇進を果たした。新関脇で臨んだ2007年9月場所は、
大鵬、
千代の富士、
琴欧州に続き史上4人目となる新関脇の8連勝での勝ち越しを達成した。新関脇で8連勝した力士は過去、琴錦以外全員大関以上に昇進しているが、「オレは確実に期待を裏切るね」と記者たちをはぐらかした。その後5連敗し、10勝5敗だった。11月場所も勝ち越したが、
2008年は、1月場所、3月場所と連続で負け越した。5月場所では、
優勝した琴欧洲に唯一の黒星をつけ、3度目の殊勲賞を獲得した。西小結で迎えた11月場所では1横綱2大関を倒し4度目の殊勲賞を獲得。2009年1月場所は中日の対朝青龍戦で古傷の右ひざを負傷し、途中休場となってしまった。