南画(なんが)とは、中国の
南宗画に由来する
日本独特の用語である。
文人画ともいう。南宗画は17世紀に
明末の理論家によって、
禅の流派名から作られた概念で、地理的な南北とは関係がない。南画は南宗画の略称であるが、日本では
中国での概念と異なり、
長崎を経て
輸入された17〜19世紀の中国の
絵画、絵画
教科書、絵画理論書、
版画などをもとにして発生した絵画の
流派をさす。「文人画」の意味も中国とは異なり、単なる絵画様式である。一部の画家は長崎へ来日した
清人の
画家に学んでいる。写実でなく「写意」を旨とし、「気韻生動(風格・気品がいきいきと満ち溢れている)」を理想とした。