修斗 wikipedia|無料辞書
修斗(しゅうと、英:Shooto)とは、
1984年に
佐山聡が創始した
格闘技。現在では
総合格闘技のひとつ。打撃と組み技の高いレベルでの融合を理想とし、これを「打投極(だ、とう、きょく)」と表す。
◆ 歴史
修斗の歴史は、
1984年に佐山聡が自らの格闘技理論の研究、実践の為にジムを開設したことに始まる。ここでの格闘技は、当初
プロレスの
隠語である
シュートからシューティングと呼ばれたが、のちに「斗いを修める(たたかいをおさめる)」という意が当てられ修斗という名称となった。
1996年に佐山聡が一切の運営から身を引くものの、この頃から
2000年頃までは
佐藤ルミナ、
桜井"マッハ"速人、
宇野薫らが
ファッションや
サブカルチャーの分野で取り上げられ人気を博した。一方で総合格闘技の隆盛とともに、有力なプロ選手が修斗を採用しない団体へ活動の場を移すことが多くなっていった。この傾向は現在も続いており、タイトルの返上やタイトルマッチの延期など影響が表れている。
現在も修斗の普及は進んでおり、
1994年より年1回行われている
全日本アマチュア修斗選手権をはじめとして、アマチュアの大会が日本全国各地で行われるようになっている。また、日本国外への普及も進み、各地域で公式な団体による大会が開催されるようになった。
2005年に各地区で公式タイトルの運用が始まり、プロ選手が来日することなく実績を上げる例が増えるようになっている。同様にアマチュアの大会も整備が進められ、
2006年にはヨーロッパ選手権が開催され、
2009年に創立20周年を迎えた。
◆ 修斗の理念
佐山聡が修斗に携わる者の心構えとして説いたもの。
打てという「打」ではなく
投げろという「投」ではなく
極めろという「極」ではない
また単に打投極を総合的に斗えばいいというものでもない
自然なる斗いの流れの中での技術が途切れなく連係し
なめらかに回転することが修斗の姿である
そして斗いを修めていく修斗の思想が競技者を人格的に正しく導く
修斗によって斗いのなかから人格形成が成される
それこそが修斗の理念である
礼に始まり礼に終わる
礼の姿勢こそが修斗の基本姿勢であり
自然に礼を発せられることが修斗体得の第一歩である
◆ 技術
◆ 試合形式・ルール
国や地域によって異なる場合もあるが、選手の技術レベルや実績によりクラス分けされ、それぞれのクラスにルールや試合形式が設定されている。プロアマ共通の事項として、
マウスピースや
ファウルカップ、
オープンフィンガーグローブの着用義務があげられる。ルール面では
頭突き、
掌底打ち、
肘打ち等が反則行為となる。また、選手がダウンした場合は
レフェリーが10カウント以内に続行を確認できるまでカウントを行い、その間相手の選手はニュートラルコーナーで待機させられる。このダウンカウント方式はアマチュアでは継続されたが、プロでは
2009年から廃止され、打撃のダウン後も試合は続行されるようにルールが変更された。
◇ プロ
試合は全て
リングで行われ、1ラウンド5分、ラウンド間に1分のインターバルという形式で行われる。選手は実績によりクラスAとクラスBというカテゴリーに属し、クラスAは3ラウンド、クラスBは2ラウンドで試合が行われる。グラウンド(足の裏以外の部位が継続的に接地している状態)の選手の頭部への蹴り、膝蹴りは反則行為となる。
◇ アマチュア
試合はリングの他、柔道場、円形の
マットで行われる。
ヘッドギアや
レガース等の防具の着用を義務付けられる。グラウンドの選手への打撃は全て反則行為となる。組み技の攻防ではテイクダウンやポジショニング等にポイントが設定されており、ポイントの得点が判定の際の基準となる。主要な大会ではクラスCのルールが採用され、4分1ラウンドまたは3分2ラウンドで試合が行われる。他にも初心者の為のクラスや女子選手の為のクラス等が設定されており、それぞれのクラスにおいて個別のルールが定められている。
◇ 修斗グラップリング
一切の打撃を反則とし、組み技のみで行われる修斗。防具やオープンフィンガーグローブは着用しない。4分1ラウンドまたは3分2ラウンドで試合が行われる。一本による勝利の他、一定のポイントを得点するとその時点で勝利となる。プロ選手も大会に参加することができ、近年では修斗グラップリングのみの大会も開催されている。
◇ 勝敗
・ 一本(Submission、S):関節技や絞め技を極められた選手がタップ、あるいはギブアップした場合。
・ テクニカル一本(Technical Submission、TS):関節技や絞め技によるレフェリーストップ。
・ ノックアウト(KnockOut、KO):ダウンした選手が10カウント以内に試合続行の意思を示せなかった場合。
・ テクニカルノックアウト(Technical KnockOut、TKO):打撃や関節技によるレフェリーストップやセコンドのタオル投入があった場合。
・ 判定
・ 反則失格
◇ 近年のルール変更
2008年9月1日より、グラウンド状態では後頭部への加撃が禁止となった。また
2009年1月1日より、有効な打撃でダウンしても、レフェリーストップが無い場合は試合続行となり、10カウントは廃止された。
◇ 階級
プロ、アマチュア同様に以下の階級が体重別に設定されている。