王朝名の「ムガル」とは、
モンゴル人を意味する
ペルシア語の「ムグール」(モゴール ; مغول Mughūl)の短縮した読みであるムグル、ムガル(مغل Mughul/Mughal)が転訛したもので、最近ではこのことから
ムガル朝とも言う。すなわち、「ムガル帝国」とは「モンゴル人の帝国」というほど意味の国名になるが、これは飽くまでも他称であり、ムガル帝国では最後の君主
バハードゥル・シャー2世の治世まで一貫して
ティムールを始祖と仰いでおり、ティムールの称号「アミール・ティームール・グーラカーン」、すなわち「グーラカーン ?????? G?rak?n (チンギス・ハーン家より子女の降嫁を受けたその娘婿(グレゲン G?regen 、キュレゲン K?regen)である
アミール・ティムールの一門」という意味で、自らは ??????? G?rak?n? などと呼んでいた。ちなみにムガル帝国の成立まで、チンギス・ハーン以来モンゴル人によって
インダス川流域や
カシミール地方から度々侵入を受けたが、インドの諸政権は領土的な支配を許していない。