ホメーロス(
ギリシア語: ラテン文字表記:Homeros)は、紀元前8世紀後半頃(?)に盛時をおく
古代ギリシアの伝説的な
詩人である。古代ギリシア語の発音では「ホメーロス」の方がより正確である。ホメーロスの言語は主にイオニア方言からなり、ヘクサメトロス(六脚律)と呼ばれる
韻律で歌われた英雄叙事詩である『
イリアス』(イーリアス)と『
オデュッセイア』(オデュッセイアー)の間に大きな言語的・文芸的な区別は存在しない。
ともあれ、ホメーロスが古代ギリシアにとって、最初の最も高名な詩人であり、古代ギリシアは文化と教養の多くを彼に負っていると言っても誇張ではない。また、それ以上に、「西洋文学の父」として、古代ギリシアの古典期、ヘレニズム時代、
ローマ時代、(西欧でギリシア語の知識が部分的に失われた中世は除く。この時代、ホメーロスの文学は
ギリシア人が支配階層となった
東ローマ帝国に受け継がれた)、
ルネサンスから現代に至るまで、ホメーロスを抜きにして文学を論じる事はできないのである。