プロレス技 wikipedia|無料辞書
プロレス技とは、
プロレスの試合で使用される技のことである。また相手を攻撃するための技だけでなく、試合を行う上での技術(参照)も含める場合もある。
◆ 概要
プロレス技はプロレス独自のものが主流だが、使用される技の自由度は高く、様々な格闘技の要素を吸収して成長したジャンルでもあるため、現在のプロレスでは多種多様な技が見られる。
プロレスの世界では、技を受けて見せることで観客を盛り上げるエンターテインメント性も要求されるため、多くの格闘技とは異なり相手に与えるダメージよりも見栄えを優先した技が多数存在する。それ故、プロレス技の全てが実際の格闘術として有効であるわけではない。この事は「プロレスは格闘技ではない」と言われる理由の1つとなっている。
◆ 特徴
プロレスは、その起源として古代ローマの
パンクラチオンから古代レスリングを経て現在に至っている為、それらから連綿と引き継がれてきた技術が多数存在する。そういった技術はフリースタイルやグレコローマンの近代
レスリングとして確立される際に、あるものは洗練され、あるものは捨てられていった。プロレス技はそうして残ったレスリング技術をベースとし、伝承の過程で日本の
大相撲、
柔道、
空手、タイの
ムエタイ、ロシアの
サンボ、日本を起源としブラジルに渡って普及した
柔術などの異種格闘技から
投げ技(
スープレックス)、
打撃、
関節技などが流用されて現在に至っている。またそれらの技を源泉としたり、ヒントを得たプロレスオリジナルの技も数多く存在する。
プロレスの性質上、攻撃として意味のない見せ掛けだけの技や、対戦相手の協力があって初めて成立する技、危険であるため手加減して繰り出される技も非常に多い。
プロレス技は、主に以下の8つの基本カテゴリーに分類できる。
# 打撃技
# 飛び技
# 浴びせ技
# 以上に当て嵌まらない特殊な技
当初はそれぞれの技を個別に仕掛け最後にフォール、もしくはギブアップを狙う攻防が主だったが、近代プロレスは、投げ技と固め技、投げと関節技、飛び技と打撃技、飛び技と固め技など、それぞれの特徴を融合したプロレス技が多数存在している。またこれらに加え、
#
雪崩式 - コーナーに相手を上らせてから見舞う
# 串刺し式 - コーナーにもたれている相手に仕掛ける
# ツープラトン(合体)式 - タッグマッチにおいてパートナーと協力し技を仕掛ける
等、自分や相手の状況により仕掛ける技も次々に開発されている。
◆ 打撃技
打撃技には以下の3種類が存在する。
# キックやパンチ、チョップ等、主に自分の体の一部を使って打撃を加える
# 相手を抱え上げてから膝などの自分の体の一部に叩きつけてダメージを与える
# 相手の体の一部を掴み、自分の体を投げ出した勢いで相手をリングに叩き付ける(捨て身技)
◇ 体の一部を使っての打撃
; 頭による代表的な打撃技
; 手・腕・肘による代表的な打撃技
プロレスでは通常、拳を握って相手を殴ることは反則であるが、5カウントまでは反則は取られないのでしばしば試合中に使用される。一方で
ムエタイと同じく、肘を使った打撃技が認められている数少ない格闘技である。
・ 手を使う打撃
・ 掌打
・ 張り手
・ 地獄突き
・ ストレートナックル
・ アッパーブロー
・ ボディーブロー
・ 前腕を使う打撃
・ オープン・ハンド・ブロー(ベイダーハンマー)
・ 肘部を使う打撃
; 足による代表的な打撃技
プロレスにおけるキックは足の甲、足裏、脛、膝、腿などで行う。特に片膝を立てて屈んだ状態の相手にその膝を踏み台にして仕掛ける打撃技を、技の元祖である
武藤敬司の
シャイニング・ウィザードの名前から「シャイニング〜」と呼ぶ。
・ 足の甲・脛を使う打撃
・ ローキック
・ ミドルキック
・ ハイキック
・ ジャンピング・ハイキック
・ 619
・ 足の裏を使う打撃
・ ストンピング
・ ソバット
・ ローリング・ソバット