フォルクスワーゲン・ポロ wikipedia|無料辞書
◆ 概要
フォルクスワーゲンの主力モデルである
ゴルフと同様、フロントにエンジンを横向きに配置し、前輪を駆動するというコンベンショナルなスタイルを採るコンパクトカーで、フォルクスワーゲンにとっては日本での年間販売台数が常に1万台を超える中核モデルである。また、販売台数の多くが女性に支えられており、
ユーザーの60%が女性である。これは日本でのフォルクスワーゲン全体の女性ユーザーの比率を大きく超える。
モデルチェンジのたびにボディサイズが拡大してきたゴルフに対し、ポロは現行モデルでも2代目ゴルフ程度の大きさで、かつてゴルフが担っていたベーシックなコンパクトカーの役割を果たしており、このクラスの
ベンチマーク的存在である。
主なボディタイプは
ハッチバックタイプだが、歴代各モデルを通して
セダンタイプが存在し、
エステート、
クーペタイプがラインナップされていたこともある。しかし、歴代モデルとも日本に導入されたのは一部のボディタイプのみである。現在、セダンタイプは中国、ラテンアメリカ、南アフリカおよびその他アフリカ地域にて販売されている。
また、
ルポの販売が終えられた2007年2月現在、日本のラインナップの中ではもっとも小さなモデルとなった。北米市場ではポロは販売されていない。(市場によって
フォックスという下位モデルが存在する。)
日本へは3代目モデルから
フォルクスワーゲン グループ ジャパンにより本格的に輸入が開始されたモデルであるが、2代目のポロクーペCLとポロダービィ(日本名:ポロクラシックCL)が
ヤナセにより限定輸入・販売された経緯がある。
◆ 名称
フォルクスワーゲンからポロと同時期に発売されたモデルの車名が風の名称に由来する(ゴルフ、ジェッタ、ヴェント、ボーラ、シロッコetc)事からポロも同様にポーラーウィンド(
polarwinds(
極域電離圏からの
プラズマ流出現象))に由来していると思われてきたが、スポーツの
ポロの意味合いも含んでいる、
マルコ・ポーロにちなんでつけられた等、諸説ある。
◆ 歴史
◇ 初代(1975-1981年)
70年代初頭、根本的にラインナップの見直しを図っていたVWのボトムレンジとして
1975年3月に登場。
ビートルの実質的後継車として、また、南ヨーロッパでのVWの勢力拡大の意図があった。ポロは前年に発表されていた
アウディ50をベースに設計された。アウディ50との外観上の違いはエンブレム位だがアウディ50のエンジンが1.1リッターなのに対しポロは0.9リッターであり、ポロはアウディ50より下位に位置付けられていた。
デビュー当時、エンジンはこの0.9リッター(40ps)の2ドアのみで標準仕様と装備の充実したLの2グレード。最高速度は時速135キロ。(アウディ50の最高速度は時速145キロ)76年には1.1リッター(50ps)のエンジンが追加され、翌77年にはダービィと呼ばれる
ノッチバックタイプが加えられると同時にダービィには1.3リッター(60ps)エンジンもラインナップされた。
サスペンション形式は当初からフロントが
ストラット、リアがトーションビームアクスル。アウディ50とは異なり、ブレーキは前後とも
ドラムブレーキで前の
ディスクブレーキはオプション。
79年にはポロにも1.3リッター(60ps)エンジンが追加され、ポロGTと呼ばれるホットモデルが加わった。外観はバンパーを樹脂化、ライトが角形になったほかフロントグリルのデザインにも変更が加えられた。
80年にはさらにラインナップの拡充が図られ、LとGLに895cc(最高速度:135Km/h)。S、LS、GLSに1093cc(最高速度:142Km/h)が。また、LS、GLS、GTに1272ccエンジン(最高速度:154Km/h)が搭載された。前期型、後期型あわせて500,000台が生産された。
搭載エンジン
・ 895cc
直列4気筒 ガソリン 40ps 4MT(ハッチバック専用)
・ 1093cc 直列4気筒 ガソリン 50ps 4MT
・ 1272cc 直列4気筒 ガソリン 60ps 4MT
画像:Polo 1 b v sst.jpg|後期型(フロント)
画像:Polo 1 b h sst.jpg|後期型(リア)
◇ 2代目(1981-1994年)