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「ヒエログリフ」||スポーツ-master.com 【05/27update】

ヒエログリフ wikipedia|無料辞書

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古代エジプトの墓碑に刻まれたヒエログリフ
ヒエログリフ(hieroglyph聖刻文字神聖文字)は、古代エジプトで使われた文字の1種。
エジプトの遺跡に多く記されており、紀元4世紀ごろまでは読み手がいたと考えられているが、その後使われなくなり、読み方は忘れ去られてしまった。19世紀になって、フランスのシャンポリオンによるロゼッタ・ストーンの解読によって読めるようになった。

◆ ヒエログリフの呼称
ヒエログリフは、ギリシア語(hieroglyphik?)に由来し、(hier?s, 「聖なる」)+ (gl?ph? 彫る、グリフ)を意味する。古代エジプト遺跡で主に碑銘に用いられていためこう呼ばれたBritanica Japan『ブリタニカ国際大百科事典』、2006、EX-word DATAPLUS 3搭載のもの
一般には古代エジプトの象形文字あるいはその書体を指す大辞泉 [外部リンク] ヒエログリフ
大辞林 [外部リンク] ヒエログリフ
が、広義にはヒッタイト人クレタ人マヤ人などによる他の国の象形文字MSN エンカルタ百科事典ダイジェスト [外部リンク] ヒエログリフに対しても用いられることがある

◆ 解読の歴史
中世を通じてもヒエログリフは多くの人々の関心をひきつけていた。近代に入ると多くの学者たちがヒエログリフの解読に挑んだ。特に有名なのは16世紀のヨハンネス・ゴロピウス・ベカヌスと17世紀のアタナシウス・キルヒャーである。しかし、彼らのあるものは解読に失敗し、ある者はまったく根拠のない自己流の読み方に走った。ヒエログリフの解読に成功するのは19世紀のフランス人学者ジャン=フランソワ・シャンポリオンの登場を待つことになる。彼はキルヒャーの収拾した資料を研究し、ロゼッタ・ストーンの解読を行うことで読み方を解明した。これが突破口になり、その後も研究がすすんだため、現代ではヒエログリフは比較的簡単に読むことができる。

◆ 文字の歴史と特徴
基本的には象形文字である。表意文字もあるが、表音文字が多い。ある単語の表意文字の、音を借りることも多い。漢字でいえば仮借の使用法に近い。
発音されない文字が表意的に単語に付け加えられて、その単語のカラゴリーを示す、限定符という記号があり、限定符の違いによって同音異義語を区別することができる。
例えば"pr"という発音には「建物、家、王宮」等という単語と、「出る」という単語がある。そこでヒエログリフでは建物を表す下記の象形文字でこれを表し、pr と読む。この場合は表意文字として使用していると言える。
pr 「出る」を書きたい場合には、音だけを借りて同様に表す事も出来る。しかしこれでは「建物」等の意味に誤読される恐れがあるので、普通は下記の様な歩みだしている足の象形文字を付け加える。これは、その単語が「歩行」に関する事を示す限定符である。D54
また、表意的に使われている事を示す為に"r"の音を表すヒエログリフを、以下のようにいわば送りがなとして添える事もある。これでprと発音し、送りがなのrや限定符は発音しない。

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時代が進むと、特定の1音素を特定のヒエログリフで完全に表音文字として表わすアルファベットとしての使用法も生まれた。ロゼッタ・ストーンのファラオ名表記はその一例である。
メンフィスの博物館のヒエログリフ。後ろに見えるのはラムセス2世の像
右からでも左からでも書け、縦書き横書きも同様に行える。読む方向は、生物の形をしたヒエログリフの頭の向きで判断する。
中王国時代にヒエログリフの改革が行われ、使用する文字の数を750程度に抑え、単語の綴りも一定化された。
ヒエログリフは主に石碑に刻んだりするための正式な文字で、言わば漢字における楷書に相当する。一方パピルスへ手書きするときにはヒエラティック(神官文字)が使われた。これは行書にたとえられる。末期王朝時代の第26王朝頃にはヒエラティックの簡略化が進み、草書体とも言うべきデモティック(民衆文字)となった。
ヒエログリフで表わされる音は1子音から4子音だけで、母音は表記されない。実際にどう発音されていたかについては、ギリシャ語コプト・エジプト語など、他の言語に借用された単語などから再建される場合もあるが、わからないことの方が多い。そのため、現代では以下のような仮の発音法が取り決められている。
・子音一つの単語の場合、前に「エ」音を補って読む。
・:例: s → エス(男)
・子音が二つ以上続く単語の場合は、各子音間に「エ」音を補って読む。
・:例: nfr → ネフェル(美しい)
・Ȝ、‘、ỉ、w は本来子音文字だが、それぞれ母音「ア」「アー」「イ」「ウ」として読む。ただし、語頭の ỉ は「ア」と読む場合もある。
・:例: sȜ → サ(息子)。 R‘ → ラー(太陽神ラー)、Wsỉr → ウシル(オシリス)、Ỉtn → アテン(太陽神アテン)、またはイテン。
しかし、この取り決めも絶対のものではなく、研究者によってさまざまな読み方がされている。例えばフランス式では「エ」の代わりに「オ」を補い、Ỉtn をアトンとする場合もある。

◆ 1子音文字
以下は、表音文字として多用される1子音文字の一覧。カナ転写の欄で2つあるものは、前者が語頭と語中にある場合、後者が語尾にある場合。