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「ツークツワンク」||スポーツ-master.com 【05/27update】

ツークツワンク wikipedia|無料辞書

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'''ツークツワンクとは主にチェスにおいて、相手から直接の狙いはないにもかかわらず、自ら状況が悪化する手を指さざるを得ない状況を言う。言い換えると「できればパスしたい(しかしパスがルールで禁じられている)局面」である。「強制被動」と訳されることもあるがあまり使われていない。
本来チェス用語であるが、後にゲーム理論の用語ともなった。ゲーム理論の用語としては、「手番であることでゲーム結果が悪化する」場合のみを指す。チェスではさらに「手番であることで負けが早くなる」場合も含むことが多い。ほかに実際の戦争や経済闘争において「動きたくないが動かざるを得ない状況」を指して比喩的に使われることもある。

◆ 原義
・ ツークツワンク(Zugzwang)とは、 ドイツ語で「動きの強制」「差し迫った状況」を意味する。
国際音声記号では「」となる。原音に近くなるように、「ツークツヴァンク」と書かれる場合もある。

◆基本
ツークツワンクを理解するには、まず「手番」つまり「現在白・黒どちらの番か?」という事を念頭に置かなければならない。また、「どんな局面でも先手の方が有利」という考えも改める必要がある。
チェスの局面の大多数を占めるのは、手番であることが有利な局面(下表のAタイプ)である。チェスは先にチェックメイトした側が勝ちなので、通常は「先手が不利」という状況は考えにくい。
ところが終盤戦では、BタイプやCタイプが発生する事がある。BとCを合わせて「ツークツワンク」と呼び、Cタイプを特に「相互ツークツワンク」と呼ぶ。の例もある(後述)が、盤上に駒が多いと手待ちの可能性が増えるため、非常にまれなケースとなっている。
{| class="wikitable"
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! !! 手番と状況 !! チェス用語 Bタイプを「squeeze」、Cタイプだけを「zugzwang」と呼ぶ著者もいる。
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!Aタイプ
|白黒双方とも、手番であることが有利になる||(特にない。チェスの局面のほとんどがこれ。)
|-
!Bタイプ
|一方だけが、手番であることで不利になる(他方は手待ちができる)||ツークツワンク
|-
!Cタイプ
|白黒双方とも、手番であることで不利になる(どちらも手待ちができない)||相互(両)ツークツワンク
|}

◆ 一方だけのツークツワンク
{| style="float:left"
|-
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図1において黒番なら1...Kg8またはKh8とキングを動かすしかなく、2.Kxg6で基本的な白勝ちの形になる。ただし黒はもしパスできるなら負けない。つまり、黒はツークツワンクの状態になっている。
白番なら1.Kf7と手待ちをすることでほぼ同じ状況を保つことができ、やはり1...Kh8 2.Kxg6で白勝ち。白はツークツワンクではない。


◆ 相互ツークツワンク
・ 相互ツークツワンクとは、白黒ともに有効な手待ちがなく、ツークツワンクの状態になっていることを言う。英語では「reciprocal zugzwang」または「mutual zugzwang」と言う。
・ 相互ツークツワンクでは、その局面の「手番」でゲームの結果(ドローも含む)が左右される。下記のようなポーン・エンディングで登場する事が多い。
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