チェスボード wikipedia|無料辞書
チェスボードとは、
チェスで使用される盤のこと。
日本チェス協会(JCA)では「チェス盤」としている。駒とチェスボードを合わせたものが、「チェスセット」と呼ばれている。
◆概説
公式戦で使用される大き目のチェスボードは、チェスの駒とは別に単品で販売されている。しかし一般的にチェス製品は、駒とボードがセットになっている物の方が多い。本稿では、「チェスセット」は広義の「チェスボード」として解説する。
◇チェスボードの定義
・2色(明色と暗色)の正方形のマスが、交互に縦横8列ずつ並んでいる物を指す。
・マス目の呼び方は、一般的に「白マス」「黒マス」とされている[厳密には、「明色(light color)」と「暗色(dark color)」になる。]。
・別のゲームの名称から、「チェッカーボード」と呼ばれることもある。(→「
チェッカー」を参照)
◇配色
・最も頻繁に使用される色は、木(またはそれを模した物)の茶色の濃淡となっている。
・配色についての細かい規定は、特に設けられていない。青・茶・紫・緑など、濃淡さまざまな色の組み合わせがある。
・真っ赤や真っ黄色などの極彩色は、目が疲れる等の理由で敬遠されている。
・完全な黒色や白色についても、(駒の色との兼ね合いから)比較的使用されない。
◇材質
・素材は非常に幅がある。木製のチェスボードが最もオーソドックスであるが、参加者が多い競技会ではビニール製や布製も数多く使用される。
・携帯に便利な、ゴムやパッドタイプのボードも普及している。
以下はすべて、公式の競技では認められていないチェスボードである。
・変わったところでは、ストーン製やメタル製のボードがある。
・非常に高価な、ガラスや大理石を使った装飾的なボードもある。
・最も廉価なチェスボードは厚紙製で、子供用の
玩具として販売されている。サイズは小さめで、プラスチックの駒がセットになっている
[チェッカーでも使えるように、マスの色が赤と黒にされている製品もある。]。
◇ボードの配置、サイズ
| -->
・チェスボードは、必ずa1が黒マスになるように配置される。
・通常ボードのサイズは、使用するチェスの駒に合わせて選ばれる。各マスの一辺のサイズは、キングの土台部分の直径の1.25倍〜1.3倍が理想とされている。
・公式用具のチェスボード
ボード全体が45cm位のものが主流である。
各マスの一辺は、5.0cm〜6.5cmほどになる。
・家庭用のチェスボード
各マスの一辺が、4.0cm以下のものが普及している。
◆携帯用のチェスボード
携帯用の小型のチェスボード(チェスセット)も普及している。
・ボードを二つ折りにして、内部にすべての駒を収納できるものが多い。
・サイズは特に制限されていないが、全体が15cm〜20cm四方の物が主流である。
・材質については、合板やプラスチックなどがよく使用されている。
・駒が小さくて紛失しやすいので、磁石式または(ピンなどによる)挿し込み式のものが多い。
・中には高価なものもあるが、公式の競技では使用されない。
◆特殊なチェスボード
・チェスの講義には、大きな壁掛け式のチェスボードが使用される。
・目が不自由な人のためのチェスボードもある。
・ボード上には凹凸があり、一つ一つのマスに穴があけられている。目が不自由なプレイヤーは、随時ボードや駒を触って次の手を考える。
・テーブルとチェスボードが合体したものを、「チェス・テーブル」と呼んでいる。チェス・テーブルには屋内用と屋外用がある。
・ヨーロッパやロシアの一部の公園には、巨大なチェスボードが設置されている。