硝酸セルロースは極めて燃え易く、摩擦などによって発火し易いことと、耐久性がないという欠点がある。特に前者の欠点は取り扱いやすさという点では致命的であり、しばしば
火災の原因となったことから、日本では
消防法などで規制対象物(第5類
危険物)に指定され製造、貯蔵、取扱方法が厳しく定められている。が、現在もピンポン玉や、その美しさからペン軸の材料として使われている。しかし後に、こうした欠点を克服した不燃性の酢酸セルロース(
アセテート)が作られる等、
プラスチック類の代替素材が目覚ましく進歩したことから、その他の用途では現在ではほとんど使われていない。