シュアイジャオは中国でも最も長い歴史を持つ格闘技であり、
漢書(
1世紀)には
手縛と記述されている。後に時代によって角抵・角抵戯・角觝・角力・相撲・?角と表現が変わる。
960年に
調露子によって著された『
角力記』がシュアイジャオに関して体系的に記された最初の書物とされている。その後中国の王朝交代にともない、
鮮卑・
契丹・
突厥・
モンゴル族・
満州族の格闘技を吸収し、影響を受けてきた。
現在のルールでは競技者は体重により10階級に分けられており、1ラウンド3分間の試合を1分間のインターバルをはさんで3ラウンド行う。試合は8m四方のマットで行われる。
日本の
相撲とはその表記も含めて関連が指摘されている。しかしながら長い歴史の中で異なる点も当然多い。日本の相撲は
江戸時代に独自の発展を遂げ、取組みを行うための
土俵ができたが、シュアイ ジャオには
モンゴル相撲のように屋外の地面や石畳で試合をしており、土俵に相当する物は近代まで登場しなかった。また相撲が
まわし一つの裸体格闘技であるのに対し着衣格闘技である。組技が前提であるものの、突き蹴りなどで攻撃してくる相手を投げる技が豊富にあるなど、むしろ
柔術などに近い
武術としての面がある。また、
ズルハネや
クシュティのように身近な道具を使ったトレーニングが豊富にある点も特徴的である。