アカーラー(Akhara)と呼ばれる道場は寺院に併設されていることが多く、
ヒンドゥー教の神で怪力を司る
ハヌマーン神が祭られている。砂を盛り、耕してふかふかにした土俵で戦う。クシュティーの歴史は古く、
11世紀にはすでにほぼ現在の形であった。起源は
紀元前5世紀ごろ
アーリア人の南下にともない、
ペルシアの格闘技が伝播し、インド在来の格闘技と融合したものと考えられている。
コシュティーという単語は日本のプロレス関係者、およびファンの間では
棍棒状のトレーニング器具の名称として知られている。この器具は本来
ミール(meel=杵)といい、クシュティーでトレーニングに使用する道具である。主に木製で、先が太く握りが細い形状で、振り回して握力や腕力を鍛える。格闘技名と道具名が混同されて伝わった。この道具は、プロレスの神様といわれる
カール・ゴッチから
アントニオ猪木に伝えられ、
新日本プロレスの道場での伝統的なトレーニングの一つとなっている。