オープンソース wikipedia|無料辞書
◆定義
Open Source Initiative (OSI) による定義である "The Open Source Definition(OSD)" によれば
オープンソース・ライセンスの要件として、以下のような基準を挙げている。
# 自由な再頒布ができること
# ソースコードを入手できること
# 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適用できること
# 差分情報の配布を認める場合には、同一性の保持を要求してもかまわない
# 個人やグループを差別しないこと
# 適用領域に基づいた差別をしないこと
# 再配布において追加ライセンスを必要としないこと
# 特定製品に依存しないこと
# 同じ媒体で配布される他のソフトウェアを制限しないこと
# 技術的な中立を保っていること
日本語では
ソースコードが無償で公開されていることを基本とした様々な定義(のライセンス)に「オープンソース」という表現が使われている、またはそのように判断されている場合が多い。(例:JRA-VANの
[外部リンク] 馬吉ソース公開版等。厳密な意味では
オープンソースとは呼べず、ソース公開版と名乗っている。)
◆ フリーソフトウェアとの関連
オープンソースの原型となった概念として、
フリーソフトウェア(自由なソフトウェア)を無視することはできない。
・ ソフトウェアライセンスとしては、オープンソースなソフトウェアはフリーソフトウェアの一部のようにも見える。事実、フリーソフトウェアライセンスの代表格である
GPL は OSD を満たしている。
・ OSI は、オープンソースとは社会をフリーソフトウェアに向かって導くためのやり方だと説明している。
・ しかし、
フリーソフトウェア財団は、オープンソースは「自由」の思想を含んでいないという点でフリーソフトウェアとは決定的に異なるとしている。
ソフトウェアがフリー(自由)であるということは、ソフトウェアを自由に改良していくことを望む
ハッカーや、そうして改良されたものを利用する消費者の利益となるのみではない。ソフトウェア関連産業の企業にとっても有用な戦略になりうるものとされている。
Red Hat の成功や
IBM のオープンソースへの投資はその象徴としてしばしば言及される。
しかし、現実的に、フリーソフトウェアというアイディアを広めるためには FSF の努力は逆効果となっていたという。そこで、過去の印象から切り離して企業にも広く浸透するようなイメージ改善を図るために、新たにオープンソースという言葉が生み出された。そこでは敢えて自由という点を強調はせず、むしろ「ソースコードを公開するとどういうメリットがあるか」が関心の中心である。
◆オープンソース運動の歴史
2000年代の最初の10年間である現在では、オープンソース、オープンテクノロジーによる製品開発・ビジネスモデルはコンピュータ業界だけでなく様々な分野で、非営利組織、営利企業、国・自治体の議会・行政機関の連携により普及が進行し、クローズドソース、プロプライエタリソフト・テクノロジーによる製品開発・ビジネスモデルからオープンソース、オープンなテクノロジーによる製品開発・ビジネスモデルへの変革・転換が進行中である。2007年現在では、世界の多くの国において、多種多様な分野で多種多様なオープンソース、オープンテクノロジー・ビジネスが開発され供給され普及し使用されている。
オープンソース、オープンテクノロジー・ビジネスによる製品・システム・サービスの開発・供給・消費を積極的に推進する非営利組織・企業は世界中に存在するが、本部・本社がアメリカに所在する事例、主要な開発者・供給者、消費者・利用者がアメリカに所在する事例が多く、オープンソース、オープンテクノロジー・ビジネスによる製品・システム・サービスの開発者・供給者・消費者は、2007年の時点では発祥地であるアメリカが中心地である。